新田恵海「ROCKET HEART in TAIWAN」

平素よりお世話になっております

久々のブログとなってしまいましたが、今回の更新は7月に行われた新田恵海ちゃんの台湾イベント「新田恵海ROCKET HEART in TAIWAN」を振り返ります。

ゲストで参加させていただいた響ラジオステーション様の番組「新田恵海のえみゅーじっく☆ろけっつ」の方でお話させていただきましたので重複する内容もありますがお許し下さい。更新予告から3ヶ月くらい遅れてしまったのでお前らのためにも長めにお送り致します。

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4月に発売されたシングル「ROCKET HEART」が台湾でもリリースされた事により開催されたファンイベント。そこで「アコースティックライブを行う」という事で新田恵海チームからお声掛け頂きギターで参加する事になりました。

個人的にも久々の海外イベントという事もあり楽しみにしていたのですが、ここで問題になったのはギターの持ち運びについてでした。ギターにもよく使われている木材である「ローズウッド」がワシントン条約により規制されるという報道が1月にあり、国外への持ち出しがどうなるのか情報が錯綜している時期だったのです。大丈夫だとは思うが万が一、というスタッフサイドの意見を尊重することにしました。

そこで普段からお世話になっているギターメーカーのESPさんへ連絡し、台湾の法人から一本何か貸出をお願い出来ないかと連絡した所、自社の物はあいにく用意出来ないが海國楽器（現地の大手楽器店）に話をします、とわざわざ交渉して頂いて快くギターを貸し出して頂ける事になりました。その節は本当に助かりました、ESPのKさん、ありがとうございます。

選曲は、決まったかと思ったらやっぱり変更！という連絡があったりで、本人もセットリストに随分悩んでいるんだろうなぁと思いつつ見守っておりました。で、結果的に出来上がったセットリストは「ほぉおぉ～」という内容。これ、すっごい面白かったですよ。アニソンからクラシック的なものまでかなり広い内容で、こちらの予想を大きく上回る曲数と内容でした。台湾に到着してからも現地のスタジオでリハーサルが行われましたが見学していたイベンターの方も大拍手でしたね。

この内容だとギタリストとしても何か面白い事やって更に喜んでもらおうと思うわけです。そこで株式会社ローランドさんに連絡しまして、BOSS RC-30という「ルーパー」というものをお借りしてきました。

これは何かと言うと、いま弾いているギターの音を即録音して再生、それにどんどん音を重ねていけるモノなんです。足で録音開始と停止→再生をコントロールするんですが、これのおかげで一人でも沢山の人間で演奏してるような事が出来るんですね。「創聖のアクエリオン」をフラメンコというかラテン風にアレンジして演奏したのですが、イントロ部分で使いました。「弾いてないのに音が出てる！」「魔法ギターだ！」と好評だったみたいで何よりです。

さて本編ですが、海外という事もあり音響面や照明（ライトで一瞬譜面が見えなくなったりとか）などの些細なトラブルはあったものの現地のスタッフの皆さんは熱心に対応して下さいました。本当にありがとうございます。海外だと日本と音響の用語が違うので注意が必要なんです。（ディレイとエコーの違い、とかね）

新田選手もアイコンタクトでフォルテッシモやピアニッシモをコントロールしたりとその場の空気を掌握するのが非常に上手いですよね。アコースティックギターとボーカルだけという環境はダイナミクスが非常にわかりやすいので、それに応えて針が落ちても聞こえるくらい静かになる客席、素晴らしい。

写真お借りしました

演奏中も客席は静かなのにサイリウムだけは前後に揺れてリズムを取っているのがなんというか、「（声を出しちゃいけないけど思わずあああー！と言いたくなる！でも言えない！）」みたいな心の声が聞こえるようでとてもいじらしい感じがして坂本は演奏しながら「ああ、いいなぁ」と思っていました。ここだけの秘密ですよ。素敵なライブでした。参加させて頂いて本当にありがとうございました。

坂本の一眼レフで撮影したら客席からすごいブーイングされたので
みんなにもおすそ分けです笑